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🚀 LP最適化・CRO

成果を出すLPコピーライティング

PASONAの法則やBEAFの法則など、LPのコンバージョンを高めるコピーライティング技法を紹介します。

この記事のポイント

  • PASONAの法則(Problem→Agitation→Solution→Offer→Narrowing Down→Action)でLP全体のコピー構成を設計する
  • BEAFの法則ではBenefit(利益)から始め、証拠・優位性・特徴の順で説得力を高める
  • ヘッドラインには数字・質問形・ターゲット限定を活用し、一瞬でユーザーの注意を掴む
  • 「導入企業2,847社」のように端数を含む具体的な数字を使い、コピーの信頼性を高める
  • 景表法・薬機法に抵触する断定表現や誇大表現を避け、事実ベースの証拠で説得する

LPコピーライティングが成果を左右する理由

LPにおけるコピーライティングとは、ユーザーの心を動かし、コンバージョン(申し込み・購入・問い合わせなど)というアクションを起こさせるための文章術です。デザインやレイアウトがどれほど美しくても、コピー(文章)がユーザーの心に刺さらなければ成果にはつながりません。実際、ABテストの結果を分析すると、デザイン変更よりもコピー変更のほうがCVRに大きなインパクトを与えるケースが多いです。

LPコピーライティングが通常の文章作成と異なるのは、「読ませる」のではなく「行動させる」ことが目的だという点です。小説やブログ記事のように読み物として楽しんでもらうのではなく、ユーザーの課題を明確にし、解決策を提示し、今すぐ行動すべき理由を伝える必要があります。そのためには、ターゲットユーザーの悩み・欲求・不安を深く理解することが出発点になります。ペルソナを設定し、その人物が日常的に使う言葉や、心の中で感じている感情を想像しながらコピーを書くことが重要です。

PASONAの法則でLP全体を構成する

LPのコピー構成には、いくつかの実績あるフレームワークがあります。中でも日本のマーケティングで広く使われているのが「PASONAの法則」です。これはProblem(問題提起)→Agitation(煽り・共感)→Solution(解決策)→Offer(提案)→Narrowing Down(絞り込み)→Action(行動喚起)の6ステップでコピーを構成する手法です。

具体的な例を見てみましょう。Problem:「毎月の広告費が膨らむのに、問い合わせが増えない…とお悩みではありませんか?」。Agitation:「放置すれば広告費だけが消え、競合にシェアを奪われるリスクがあります」。Solution:「当社のLP最適化サービスなら、広告費はそのままでCVRを平均1.8倍に改善」。Offer:「今なら無料診断レポート付き」。Narrowing Down:「毎月先着10社限定」。Action:「まずは無料相談を予約する」。このように段階的にユーザーの感情を動かし、自然な流れでコンバージョンへ導きます。

BEAFの法則で説得力を高める

PASONAと並んでLP制作で活用されるのが「BEAFの法則」です。Benefit(利益)→Evidence(証拠)→Advantage(優位性)→Feature(特徴)の順にコピーを展開するフレームワークで、特にECサイトやサービス紹介LPとの相性が良い手法です。ポイントは、最初に「機能」ではなく「ベネフィット(ユーザーが得る利益)」から入ることです。

たとえば会計ソフトのLPなら、Feature(特徴)から入ると「クラウド型会計ソフト、自動仕訳機能搭載」となりますが、Benefit(利益)から入ると「経理作業を月20時間削減し、本業に集中できる時間を取り戻しませんか?」となります。次にEvidence(証拠)として「導入企業3,000社、経理時間の平均削減率67%」を示し、Advantage(優位性)で「他社ソフトと比べて導入コストが半額」を訴求し、最後にFeature(特徴)で具体的な機能を説明します。ユーザーは自分に関係のある「利益」から読み始めるため、最後まで離脱せずに読み進めてもらいやすくなります。

パーツ別コピーの書き方

LPのコピーは大きく「ヘッドライン」「サブヘッド」「ボディコピー」「CTAコピー」の4パーツに分かれます。ヘッドラインは最も重要で、ユーザーの注意を一瞬で掴む必要があります。効果的なパターンとして「数字を入れる(CVR2.5倍を実現した方法)」「質問形にする(まだ広告費をムダにし続けますか?)」「ターゲットを限定する(従業員50名以下の中小企業の経営者へ)」があります。

サブヘッドはヘッドラインを補足し、具体的なベネフィットを伝える役割を担います。ヘッドラインで興味を引き、サブヘッドで「読み続ける理由」を与えるイメージです。ボディコピーではベネフィットの詳細説明、証拠の提示、ストーリーテリングを展開します。一文は短く、40〜60文字を目安にしましょう。CTAコピーは「送信する」のような無機質な表現ではなく「無料で診断レポートを受け取る」のように、クリック後にユーザーが得られる価値を明示します。すべてのパーツが連動して、一つのストーリーとしてつながっていることが大切です。

数字と具体性で説得力を高める

コピーの説得力を高める最も効果的な方法は、具体的な数字を使うことです。「多くの企業に導入されています」よりも「導入企業2,847社」のほうが信頼感があります。「すぐに成果が出ます」よりも「平均14日で効果を実感」のほうが具体的にイメージできます。数字は端数まで記載するとリアリティが増します。「約3,000社」よりも「2,847社」のほうが正確なデータに基づいている印象を与えます。

数字以外にも、具体性を高めるテクニックがあります。「コスト削減」ではなく「月額のサーバー費用を12万円から4万円に削減」、「業務効率化」ではなく「毎週金曜日の3時間の集計作業をワンクリックで完了」のように、場面を具体的に描写しましょう。ターゲットユーザーが日常的に使う言葉を盛り込むことも重要です。業界特有の専門用語を適切に使うと「自分のことを分かっている」と感じてもらえます。ただし、専門用語の多用は初心者向けLPでは逆効果になるため、ターゲットの知識レベルに合わせた言葉選びが必要です。

やってはいけないNG表現と薬機法・景表法の注意点

LPのコピーライティングでは、成果を誇張したい気持ちからNG表現を使ってしまうリスクがあります。まず避けるべきは「絶対」「必ず」「100%」などの断定表現です。これらは景品表示法の「優良誤認」に該当する可能性があり、法的リスクを伴います。代わりに「多くのお客様が実感」「平均で○%改善」のように、客観的な事実に基づく表現を使いましょう。

健康食品・化粧品・医療関連のLPでは、薬機法(旧薬事法)にも注意が必要です。「治る」「効く」「改善する」といった医薬品的な効能効果を暗示する表現は使用できません。また「業界No.1」「日本一」などの最上級表現は、客観的な第三者調査のデータで裏付けられない限り使えません。さらに「今だけ」「残りわずか」などの緊急性を煽る表現は、常時表示していると不当表示になる可能性があります。コピーの説得力を高めたい場合は、誇大な表現に頼るのではなく、具体的な数字・事例・顧客の声など「事実ベースの証拠」を充実させるのが正しいアプローチです。